たまりば

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2016年12月08日

「思い出と戦わず、次に進め」(内館牧子)の自分流解釈

「東海道53次」にもある「次」は、「輸送の範囲は隣接する宿場までで、これを越えて運ぶことは禁止されていた。人足と馬もそこで交替することになり、隣の宿場に着くと荷物を新しい馬に積み替えた」ことに由来しているそうです。いわば次世代へのバトンタッチを準備することにあるのではないか、と私は受け止めています。

ところで、命は限られていますが、自分だけのものでは無いはずです。生まれたのも自分の意思ではなく、一旦生を受けたら総て自分のものだと扱うのは間違っていると思います。
親からもらった命は、親を始め、家族・友人・社会に何某かの影響を与え、また与えられています。延命治療が云々されていますが、「本人の意思を尊重する」だけの問題でもないと考えさせられた場面も見てきました。

いずれにせよ、ある程度の年齢になれば、訪れる死の前に「次」へのバトンタッチに取り組むことが大切だと思います。子の無い人もいますが、何某かの社会との関わりはあるはずで、墓場に持ち込めるはずもない家や有形資産だけでなく、志なども誰かに伝えていく義務があるのではないでしょうか。
伝承すべき後者の無形遺産が、「過去を誇ったり愚痴るもの」と「良しとする生き様や記憶」の、どちらに価値があるのかも問われます。

次世代が私たちより少しでも良い思いをしてくれるような環境を作っていくことこそ、「次に進む」ことになるのではないでしょうか。



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    Posted by ひらめ  at 20:21 │Comments(0)いろいろ市民生活

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